システムトレードを行うに当たって準備しなければならない物があります。
【パソコン】
先ずは必ず必要なのが「パソコン」です。システムトレードの検証、自動売買に関する全ての事をパソコンで処理する様になりますので無ければ話になりません。また、パソコンだって機械ですので故障する場合だってあるでしょう。そう言う時の為にも障害を考慮したFX VPSのシステム構成をする必要もあります。
【取引口座】
システムトレードを行うには、投資を行う為の口座を作る必要があります。どの取引会社を選ぶかによって差が出て来ると思いますが、取引回数を多く設定するのであれば、取引手数料等コストがあまりかからない所を選んで口座を開設するのが良いでしょう。
【検証ソフト】
過去データに基づき、自分で考えた戦略を検証する為には、パソコン上にインストールするソフトが必要になります。初心者用・中級者用・上級者用、または速度等それぞれのレベルに合ったソフトを見つけていき、突き詰めながら利用していくと言う方法がいいでしょう。
【やる気】
FXで稼ぐ上で最も必要だと思われる物は投資への意欲、やる気ではないかと思います。裁量トレードですと何となくやっても出来ると思いますが(損得は別として)、システムトレードは開始するまでにそれなりの準備と手間が必要になります。
開始するまでに嫌になって投げ出してしまう人も多いでしょう。ですからモチベーションをしっかりと持ち続けて準備を進めていく事、これが本当に必要になるのです。
システムトレードの売買ルールを考える
システムトレードを始めてみる前に、システムトレードを実際に構築してみる必要があります。
先ずは「売買ルール」を考えると言う事です。このルールは自分の「戦略」になりますので全てのカギとなり、全ての始まりとなりますのでとても大切です。
その為に必要な事はシステムの「特徴」を考える事です。そして自分の性格と照らし合わせて相性が良いシステムを利用すると言う事です。
自分の性格に合っていないシステムを利用すると、実際にシステムトレードを行っている際に、「少しだけ利益が出た時点で確定して売ってしまう」とか、「損切りするつもりが損切り出来ない」とか、自分の意に反している動きをすると、精神的にイライラしてきてしまいそれに逆らってトレードを勝手に進めてしまう様になります。ですから、実際に運用する際にどういう動きをするのかきちんと把握した上で構築する様にしましょう。
また、システムを構築する際には短期で運用するのか、長期で運用するのかも考えておく必要が有ります。短期システムを構築すると、資金の回転率に関してはとても良いので利用したくなりますが、手数料など余計な費用が結構かかる事になります。
逆に長期システムを構築すると、手数料に関してはさほど気にはならなくなりますが、資金が目減りしてしまう率が大きくなってしまう可能性が高いので、そうなった場合に運用している人が耐えていけるのかと言う事がとても大切になってきます。
こう言った事を踏まえて、実際の戦略をどうするか考えていきます。売買のタイミング(Entry)、終了条件(Exit)、手法等を考えていきましょう。